

進化するバラの折り紙
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著者:中 一隆
サイズ:21.59 x 0.53 x 27.94 cm
頁数:86
ISBN:978-4802084055
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一枚の折り紙(不切正方一枚)から折るバラの花の折り方・作り方をまとめた書籍です。
バラの折り紙で多く用いられる「ねじり折り+立体化」の手法をはじめ、「ねじり折り」を進化発展させた「複合ねじり折り」、「多重ねじり折り」の作品を系統立てて紹介しています。
新たに開発した「複合ねじり折り」は「ねじり折りを」異なる向きで2回繰り返す手法で、通常の2倍の花弁密度が得られます。
同様に新規開発の「多重ねじり折り」は「くさび」状の折り目を使って尾根ラインを変換移動させ「ねじり折り」を同じ方向で2回繰繰り返す技法で、約3倍の花弁密度を実現しています。
掲載作品は以下の通りです。
1.ねじり折りのバラ: N3,N4原理モデル、スタンダードなバラN3、ひらいたバラN6
2.複合ねじり折りのバラ: ふっくら花弁のバラW2、大輪のバラW3
3.多重ねじり折りのバラ: シンプルなバラM1、緻密な花弁のバラM2
全7作品と「ガク」などを、豊富な写真と詳細で緻密な折り図で折り方を説明しています。
どれも理詰めの設計で作り上げた難易度高めの作品になっていますが、
折り上げ完成させた際の達成感・充足度は大きなものになることでしょう。
ぜひ、ページ内の練習用紙をご活用いただき、
取り組みやすい作品から順次ステップアップしていってください。
川崎ローズでおなじみの、バラの折り紙の第一人者 川崎敏和氏 からはこんなコメントを頂戴しました。
「タイトル通りの進化したバラは見事です。技法が整理されており、同じ理系の人間にはわかりやすい。
ただし、一般の人向けにはやや難しく、構造にこだわるよりも、一般受けする作品も重要。」
今後もやさしく見栄えの良い作品を含めて、研究・精進させていただきたいと思います。
-著者・中一隆様より一言-
中上級者向けの作品群になっており、初心者の方には少し難しいかもしれません。
一方、川崎敏和先生の「川崎ローズ」が折れる方には、その次のステップとして
「進化するバラの折り紙」の姿をぜひ楽しんでいただきたいと思います。
-著者プロフィール-
中 一隆 Kazutaka Naka
1962 年 東京都北区生まれ。横浜市在住。
東京高等専門学校電子工学科を経て長岡技術科学大学工学研究科修了。
工学修士。
約 20 年にわたりエンジニアとして高精細画像の処理装置・表示装置の研究開発に従事。
病気入院を機に折り紙に目覚める。
2009 年 ブログ「薔薇と折り紙の日々」開設。
カルチャースクールでの折り紙講習のかたわら創作活動を始める。
日本折紙協会認定「折紙講師」
社会通信教育協会認定「生涯学習二級インストラクター(折り紙)」
著書:
◆折り紙のバラとくすだま ISBN 9784529059138
◆立体構造を楽しむ バラの折り紙 ISBN 9784802092289 (ネクパブPODアワード2022 審査員特別賞 受賞)
◆進化するバラの折り紙 ISBN 9784802084055
ブログ:薔薇と折り紙の日々 http://naka-origami.cocolog-nifty.com/
Instagram: @kazutaka.naka